日々の楽しい出来事を忘れぬうちに。夕暮れの茜色の空が大好きです。


by m-bintang
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

大阪市立美術館 「歌川国芳展」 後期

天王寺公園の中にある大阪市立美術館で開催中の「歌川国芳展」に出かけてきました。
e0037055_21484278.jpg

歌川国芳(寛政9[1797]-文久1[1861])は、画想の豊かさ、斬新なデザイン力、奇想天外なアイデア、確実なデッサン力を持ち、浮世絵の枠にとどまらない広汎な魅力を持つ作品を多数生み出した絵師です。その作品は、浮世絵ファンのみならず、現代のデザイン関係者や若い世代の人々にも大いに注目されています。(解説書より)

e0037055_21461841.jpg

平日なのにすごい人気のようで
入ってすぐは行列が出来てたので、軽く見るだけにして奥へと進みました。

力強い武者絵や役者絵、艶めかしい美人画、美しい名所絵などの浮世絵がありましたが
私が気に入ったのは、男の人がたくさんよってたかって人をつくってる
「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」
これ傑作と思います。
e0037055_2147145.jpg

斬新というか、奇想天外というかイマジネーションがすごい、自由闊達です。
よく見ると手も髪の毛まで人間です。
鼻はおっちゃんが全裸の開脚屈伸で落ちないように両手でしっかりつかまってる、
しかも顔が上にいるふんどしのおっちゃんのお尻にくっ付いてる。。(笑)

e0037055_21475890.jpg

「其のまま地口 猫飼好五十三疋」
東海道五十三次のパロディです。
猫のしぐさ等で各宿場名を表している絵です。
お気に入りは「日本橋(にほんだし→二本のかつお節をくわえる猫)」
「大磯(おもいぞ→大きなたこを猫が引きずっている)」、
そして五十三番目の宿場「京(ぎやう→猫に捕まったネズミの叫び声)」。
最後が叫び声って…ぎゃう
ユーモアと遊び心、センスのある国芳さんです。

天保の改革(老中水野忠邦による)で役者や遊女などの絵を出版することが弾圧されたため、その弾圧の裏をかいて生き物を使って江戸の風俗を活写して風刺したようです。
e0037055_21492421.jpg

猫が好きなようで、猫の当て字の絵(「たこ」はネコがタコを引っ張ってたこ」という字になってる)も楽しかった。
版画の板も展示されていましたが、文字をさかさまに掘ってあり、緻密でしかも美しい。
マルチな才能の持ち主のようです。
「水滸伝」シリーズはこれが漫画の原点なのかな?と思いました。
前期展に来なかったのが悔やまれます。
[PR]
by m-bintang | 2011-06-02 21:44