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日々の楽しい出来事を忘れぬうちに。夕暮れの茜色の空が大好きです。


by m-bintang
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京都へ行きました その3

南禅寺へ向けて哲学の道を散策していきましたが、
ずいぶん歩いて疲れてしまい、
京都へ行きました その3_e0037055_16162972.jpg
ちょうど永観堂辺りで、人力車と遭遇。
3000円からのプランがあり、平安神宮を周って南禅寺まで観光客が行かない
でもちょっといい雰囲気の味わえる道を選んで30分コースで
乗せてもらいました。
京都へ行きました その3_e0037055_1616504.jpg
初人力車体験です。

1台180万もするそうで、引っ張ってくれるお兄さんは筋肉ムキムキで真っ黒に日焼けしてました。
経験1年半だそうで、引っ張れるようになるまで幾つもの試験を受けるそうです。
体力だけでなく、交通法規、京都の歴史、お店案内まで
豊富な知識が必要らしいです。
「僕、普段はガリ勉なんです」、とニッコリ微笑んだお兄さん、
場所が京大側だったからもしや京大生?
走れるところでは思いっきり走ってくれました。

明治に入って遷都したのと同時に、天皇ばかりか公家も東京へ行ってしまい、江戸時代の賑やかさがなくなってしまった京都に活気を戻そうと、平安神宮周辺で万博を開くことになったそうです。
博覧会とともに造営されたのが、朱色が美しい平安神宮で
ここの祭神は、平安京を造った桓武天皇です。
平安神宮は京都で一番新しい神社とも言えます。
万博は大成功の内に終わりましたが、
それだけで京都復興にはならず、次に
手段として考えたのが、琵琶湖の水を利用した水力発電でした。
日本初の水力発電所が蹴上に設置され西陣織をはじめ、京都の産業の近代化を担いました。
明治終わりには蹴上浄水場から京都市への給水が始まりました。
京都は、近代化とともに、世界に冠たる観光都市となっていったそうです。
今は無くなりましたが京都市電の電源もかつては水力発電の電気を使ったそうです。
子供のころ、何度か市電に乗ったことがあり、
お兄さんの説明はとてもわかりやすかったです。

京都へ行きました その3_e0037055_16172068.jpg
南禅寺の門は時代とともにあちこちに移動、
今はマンションの前にあり、門をくぐるとなぜか営業していないラブホがあったりします。

京都へ行きました その3_e0037055_16174156.jpg
京都の老舗中の老舗、瓢亭もすぐ近く、
朝粥が5000円以上するそうです。
京都へ行きました その3_e0037055_1618023.jpg
昔、茶屋遊びをした京の旦那衆が朝方、瓢亭にほろ酔いで寄り
「何か食べさせてくれ」と言ったのですが、
朝方で何も出せませんと代わりに出したのが「朝粥」だったそうです。
by m-bintang | 2007-09-29 16:19