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日々の楽しい出来事を忘れぬうちに。夕暮れの茜色の空が大好きです。


by m-bintang
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上海4日目

今日は上海を後にする日です。
ツアーの詳細では朝食が付いてなくて
支払うつもりで朝食バイキングに行って(8.6元で朝食バイキングの看板が出てたような?)
ルームナンバーを見せたらあっさりと通してくれて
いいのかなぁ~と思いながらでも多分同じツアーであろう他のグループの方も
食べてるので朝ごはんをいただきました。

10時半の飛行機なので7時過ぎにホテルを後にしました。
空港に到着し、手荷物を預け、ここでガイドの金さんとはお別れです。
彼は中国北部遼寧省の出身で、韓国系の中国人です。
大学を卒業して24歳まで遼寧省を出たことがなかったし
汽車にも乗ったことがなかったそうです。
それだけ中国の人は自由な行動ができなかったらしいです。
娘たちに、「とてもうらやましいです。すごく恵まれた暮らしをしているのだから
勉強を頑張り努力を惜しまないように。御両親、おばあちゃんを大切に」と何度も仰ってました。
彼自身、努力して今に至ってるからこそ言えるのでしょう。
中国語、韓国語、日本語ができるのでガイドの前は日本の企業で通訳の仕事をしてたそうです。
両親を上海に呼び寄せ今は一緒に暮らしているそうで、
親の部屋は床暖房にしてある(中国は暖房を入れない国らしい)ところからも
親孝行な息子さんであることが垣間見られました。
今できる間にガイドの仕事をして稼ぎ、将来的には両親の住むには環境のいい大連に移りたいと仰っていました。
金さんの人柄が温和で母にも優しく楽しい4日間だったので
別れを惜しみ、また機会があればガイドをお願いしたいと思いました。

1時過ぎに関空に到着。
ここで母たちとは別れ、バスで帰ってきました。
かなり強行スケジュールの上海4日間で母には少しキツい旅行だったかもしれません。
でも、亡き父が生まれた場所を家族で回れたことは
とても思い出深い旅行になったことでしょう。
私たちも、次はツアーではなくホテルを拠点に今日はどこを回ろうというような
のんびりした中国旅行をしたいとまた行こうと話し合っています。

中国はやたら人が多いし、車が多いし、声はデカいし、ゴミは平気でそのへんへ撒き散らすし
給仕をしながら客に出すジュースを飲みながらひまわりの種は食べてるし、
雑然として何でもありの社会で、驚きの連続だけど
どこか魅力ある国に感じました。
飛行機で数時間の距離なのにこんなにも文化の違いがあるのも驚きで
もっと知りたい国になりました。


by m-bintang | 2007-01-07 23:42 | 旅行