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日々の楽しい出来事を忘れぬうちに。夕暮れの茜色の空が大好きです。


by m-bintang
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江角マキ子さんからの手紙

5月20日の朝日新聞に女優の江角マキ子さんの手紙が載っていました。
彼女が高1のときお父さんは急逝して、約束していた大学進学を諦め、家族のために実業団バレーボールの道を進んだそうです。
その後、3歳年下の弟さんと東京で暮らし、互いを励ましあってたそうです。
弟さんは3人の子供さんに恵まれ、一番下のお子さんが彼女のお子さんと同じ年で、それぞれに幸せに暮らしていたそうです。
そんな弟さんがおととし検診で胃がんと診断され入院、手術。
地元の母親には心配かけまいと内緒にしていました。
皆で実家へ戻り、温泉へ出かけたときにガンだったことを話したそうです。皆が泣き家族だから何でも言い合えるように、とお母さんは言ったそうです。

ところが、去年の4月脳に転移をしていて「余命1年」の宣告を受けたのです。
何の罪もない人間が死刑宣告を受けたような理不尽な、言い様の無い怒り、希望を失った数日を過ごしたそうです。

最期が彼女が見とりました。
「もう頑張った。家族のことはおねえちゃんに任せて。安心していいよ。いつか生まれ変わったらまたきょうだいよ。
お父ちゃんとお母ちゃんのこどもだよ。」
すると、すぅーっと息をするのをやめ、医師の見守る中
数分で息を引き取りました。
36歳という若さでした。

一年を経て漸く、
「今日がある。そんな当たり前のことが私たちにとっては幸せです」
という心境に達した彼女です。
何度読み返しても涙が溢れ、文字が滲んでしまいます。
お父様&弟さんの死…哀しみを心の中に封じ込めて一生懸命生きてきた江角さんの強さとは家族の深い絆から生まれたものであり、『手紙』という形で心の整理をしようとする彼女の細やかな人間らしさを感じました。
華やかな芸能界にいても私たちと変わらない愛情溢れる人間なんだなと思うと、涙が止まりませんでした。
生かされている私たちは、命を大切に日々を丁寧に感謝を持って暮らさないといけないと思いました。

江角マキ子さんからの手紙_e0037055_23523628.jpg
写真は、ニンジンとタラコまぶし。
江角マキ子さんからの手紙_e0037055_23525316.jpg
ナスの豚肉巻き、ピリ辛だれでいただきます。
今日はニラも一緒に巻き込みました。
江角マキ子さんからの手紙_e0037055_2353988.jpg

by m-bintang | 2007-05-26 23:56