昨日の答え
2007年 06月 04日
小さなテーブルです。
散策してたら、木のカバンがあって、手にとってみました。
手提げの表と裏の部分は木、まちにあたる側面と底面が帯地のような分厚いもので
木に穴を開けて、そこへ紐を通して側面と繋げていました。
見た目は目を引くとっても斬新なデザインでしたが、実用性はゼロで木の重さを感じるものでした。
これは売れないだろうなと、次のお店へ向かう瞬間に出遭ってしまいました。
お店の奥にひっそりとそのテーブルはありました。

作家さんに聞いたら、樹齢500年のトチの木で、大きな家具を作った後の端材から出来たものだそうです。

このテーブルは私の次の世代までも壊れることなく使い続けられるそうです。
この作家さんは一木在神という考えの持ち主で、どのような木でも、等価的な価値を見い出し、一片たりとも木の命をおろそかにしないという覚悟で仕事に取り組んでいるそうです。
小さなテーブルですが、玄関に置いて一輪挿しを飾ろうかと思っています。
なんかいい出会いでした。