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日々の楽しい出来事を忘れぬうちに。夕暮れの茜色の空が大好きです。


by m-bintang
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城端曳山まつり&梁さんとの再会

富山県城端の曳山まつりを見にでかけました。
曳山祭は、毎年5月4・5日開催)の両日に行われる城端神明宮の祭礼として、
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越中の小京都城端町でおこなわれます。
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先頭に立つ獅子舞と剣鉾が悪霊を鎮め邪鬼を払い、
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それに続く傘鉾が神霊をお迎えします。
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その後を三味線、横笛、太鼓で典雅な音律を響かせる庵屋台の祭り囃子、
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次いで曳山の行列が続いていきます。
京都祇園の一力茶屋や江戸吉原の料亭を模した庵屋台は、若い男衆が唄う情緒溢れる庵唄と
城端曳山まつり&梁さんとの再会_e0037055_0542890.jpg
ともに江戸時代の絢爛絵巻を現代に甦らせます。
曳山は、金箔や多彩な城端塗の粋をつくした屋形式二層の人形山です。
男衆は紋付袴、山鉾を曳く男衆ははっぴに裾を脚絆状にしたタッツケ(裁付)袴に地下足袋。
曳山の進行役で拍子木を打つ男衆はタッツケ袴がとってもカラフル。
とにかく情緒があって、優雅で、曳山は贅の限りを尽くしたようなつくりになってました。

北陸3大まつりに加えてもいいようなお祭でした。
街並みも小京都を思わせるようなたたずまいが並んでいて
祭も派手ではないけど上品で優雅なお祭でした。
山を弾く以外の男性は皆袴です。
見事です。

来年は是非お出かけください。
私のお勧めです。

その帰り、母が身元保証人をしている梁さんに会ってきました。
母が現役のころ、会社で寂しげにしている梁さんに声をかけたのが始まりです。
梁さんのお母さんは日本人ですが、戦争のとき中国にいて残留婦人となって
中国人の男性と結婚して生まれたのが梁さんです。
当時、中国にご主人と小学生の娘さんを残して、母の会社で働いていました。
梁さんの身元保証人が居なければ、ご主人たちを呼び寄せられないと嘆いてたそうです。
母は彼女とご主人の保証人になって無事家族が日本で暮らせるようになって
以来、「◎◎先生(母のこと)はニッポンのお母さん」ととっても仲良くお付き合いしています。
城端曳山まつり&梁さんとの再会_e0037055_31222.jpg
今は富山にすんでいます。
小学5年生で日本に来たヨシコちゃんは大学卒業後、通訳として日本の企業に勤めてましたが、
上海にあるパイオニアの社長秘書に採用され今日から働きはじめました。
生活習慣も言葉も違う日本で、どれだけの苦労をしたのだろうと思いますが
梁さんもヨシコちゃんも報われる日がやってきたようです。
ヨシコちゃんはまたこれから勉強でしょうね、きっと。


母は少し前に1週間ほど梁さんのところへ滞在して遊びにいってたようですが
私は父がなくなった折に駆けつけてくれたとき以来なので2年ぶりです。
とっても優しい方なので大好きでお姉さんができたみたいに思っています。
お食事しながら楽しいひと時でした。
by m-bintang | 2008-05-05 23:58