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日々の楽しい出来事を忘れぬうちに。夕暮れの茜色の空が大好きです。


by m-bintang
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ピカソの青、モネの青、と 吉村作治の新発見!エジプト展

天王山中腹にあるアサヒビールが所有する
大山崎山荘へ「ピカソの青、モネの青」を見にでかけました。
ピカソの青、モネの青、と 吉村作治の新発見!エジプト展_e0037055_1234134.jpg

山荘まで急な坂道を歩いていくとトンネル状の門があり
くぐると美しい緑の道が続いてます。
ここは紅葉の名所らしく人が多く出てましたが
今年は紅葉の色付きがいまいちで、
燃えるような赤い紅葉はほとんどなく、色ついてても茶色に近いような
褪めた色で、ほとんどはまだ青かったです。
ちょっと残念。
ピカソの青、モネの青、と 吉村作治の新発見!エジプト展_e0037055_1225017.jpg

ピカソの青、モネの青、と 吉村作治の新発見!エジプト展_e0037055_1232061.jpg

この山荘は実業家加賀正太郎が山荘として大正時代に建てたものを増築、
平成に入って安藤忠雄が修復と新館「地中の宝石箱」を設計し現在は美術館として活用されているところです。
本館は個人所有だったとは思えないような広さと重厚なイギリス風の建築で大きな屋根が特徴。
ステンドガラス越しにはいる光が心地よい空間でした。
新館は安藤忠雄らしい、コンクリート打ちっぱなしで半地下の円筒形の建物。
新館に向かう通路は二人が並んで通れるくらいの狭さ、
両側を高い壁に囲まれた階段を下りると、地中のギャラリーに着きます。
円筒系の壁にモネの睡蓮が数点、やわらかな色調と筆使いがとてもステキです。
本館では河井寛次郎の呉須や芹沢銈介の藍を使った染色作品をみれました。
2時丁度に大きな円盤が回るオルゴールがステキ音を聞かせてくれました。

紅葉もいまいちなので庭園散策もそこそこにして京都駅まで戻って
美術館「えき」KYOTOで吉村作治の新発見!エジプト展を見てきました。
古代エジプトの神が絵とともに判りやすく説明されてて
前から見てたものと薄らぼんやり?一致。
今回は「葬」がテーマなのか
ミイラ作りの工程が判りやすく説明されてました。
エジプトはミイラ作りの為にとても解剖学が発展していたらしく、
外科手術もしていたようで、それに伴って医療器具も改良されていったようです。
人体を切るメスや、クスリを塗る為のヘラとサジ、鼻腔から差し入れ、脳を切り分ける専用のメスにかき出すサジなどが展示されてました。
70日でミイラができるそうで、
鼻から脳ミソを出して、左わき腹から内臓を摘出。
ナトロンという塩化系のもので身体を覆って脱水。
脳には詰め物をします。
包帯でぐるぐる巻いてできあがり。
ミイラになるのは痛そうです。

4000年前に作られた未盗掘木棺、夫婦の木棺と親子の木棺が展示されてました。
夫婦の木棺は高さがあって長持みたい。
色合いも美しいです。
素人にもわかりやすいエジプト展でした。
by m-bintang | 2008-11-20 23:20